column

犬のスキンケア、どこまで必要?ナチュラル派オーナーのための基礎知識

2025年12月17日

犬のスキンケアはどこまで必要?本記事では、デリケートな犬の皮膚構造や皮膚バリアの役割をわかりやすく解説し、ナチュラル志向の飼い主さんにおすすめの低刺激ケア方法をご紹介。CBD配合の保湿スプレーやバームの効果的な使い方、ストレスケアに役立つCBDオイルの活用法も詳しく解説しています。乾燥やかゆみなど、犬の皮膚トラブルに悩む方必見。愛犬の健康を自然なアプローチで守りたい方に役立つ実践的な情報が満載です。

はじめに:愛犬の肌トラブル、放っておいていませんか?

「最近、愛犬がやたらとかゆがる…」「お腹や脇に赤みがあって、気になっている」「病院に行くほどじゃないけど、ずっと気になってる」

――こんな悩みを抱える飼い主さん、多いのではないでしょうか?

特にナチュラル志向のオーナーさんにとって、「薬に頼らず、できるだけ自然なケアでなんとかしたい」という気持ちはとても共感できるもの。でも、犬のスキンケアって本当に必要なのでしょうか?また、どこまでケアすべきなのでしょうか?

本記事では、犬の皮膚トラブルの原因から、スキンケアの必要性、そしてナチュラルケアの手段として注目されるCBDの活用法まで、科学的な視点とともに丁寧に解説します。

犬のスキンケアは必要?その答えは「YES」

犬の皮膚は人間よりもずっと繊細

実は、犬の皮膚は人間の約1/5の厚さしかなく、非常にデリケートな構造をしています。たった0.05mmほどの薄い皮膚は、外からの刺激や環境の変化にとても敏感です。

季節の乾燥、紫外線、花粉、ノミ・ダニ、シャンプーの成分など、日常生活の中に肌トラブルのリスクはたくさん潜んでいます。

「皮膚バリア」とは?

犬の皮膚の健康を語る上で欠かせないのが、「皮膚バリア機能」という考え方です。

皮膚バリアとは、皮膚の最も外側にある角質層が、水分を保ち、外的刺激から身体を守る役割を果たす仕組みのこと。これが正常に機能していると、

  • 乾燥しにくい
  • 雑菌やアレルゲンが入りにくい
  • 炎症やかゆみが起きにくい

といった、健康的な肌状態を維持できます。

逆に、皮膚バリアが弱ってしまうと、

  • 皮膚が乾燥しやすくなる
  • 外部刺激に敏感になる
  • かゆみや赤み、炎症が起きやすくなる

といった悪循環に陥ってしまうのです。

犬の皮膚トラブルの代表例

実際に多く見られる犬の皮膚トラブルには以下のような症状があります。

これらのトラブルは、日々のちょっとしたスキンケアや生活習慣の見直しで、予防・緩和が期待できます

ナチュラル派におすすめの犬のスキンケア法とは?

「できれば化学成分や薬に頼りたくない」というナチュラル派オーナーさんのために、安心して取り入れられるスキンケア法をご紹介します。

1. ブラッシングで血行促進&皮膚環境を整える

定期的なブラッシングは、フケや汚れを除去し、毛のもつれを防ぐだけでなく、皮膚の血行を促進し、バリア機能のサポートにもつながります

とくに抜け毛の多い犬種は、週に2~3回以上のブラッシングが理想です。スキンシップにもなるので、愛犬の様子を観察する機会にもなります。

2. 低刺激シャンプーを賢く選ぶ

シャンプー選びはスキンケアの要です。ポイントは以下の通り:

  • 天然由来成分を使用
  • 界面活性剤や合成香料を避ける
  • 保湿成分配合(アロエベラ、カモミールなど)

頻度は月1〜2回を目安にし、洗いすぎによる皮膚バリアの破壊を防ぐことが大切です。

3. 食事で「内側から」皮膚を整える

スキンケアは外からだけでなく、内側からのサポートも重要です。

  • オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)…皮膚の炎症をサポート
  • 良質なたんぱく質…肌の再生に必要
  • プロバイオティクス…腸内環境を整え免疫機能をサポート

食事改善は時間がかかりますが、根本的な体質改善につながる可能性があります。

話題の成分「CBD」が犬の皮膚サポートに注目される理由

CBDとは?

CBD(カンナビジオール)は、麻(ヘンプ)に含まれる天然の植物成分で、精神作用がなく安全性が高いことから、ヒトの健康だけでなくペットケアでも注目を集めています。

CBDには、体内のバランスを整える「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」に作用することで、皮膚を含むさまざまな健康維持に寄与する可能性があるとされています。

CBDが犬のスキンケアに役立つ3つの理由

1. 炎症を穏やかにサポート

CBDには、抗炎症作用があるとする研究が複数報告されており、皮膚の赤みやかゆみなどの炎症性症状に対して、やさしく働きかける可能性があります。

2. 舐め・掻き癖の軽減につながるストレスケア

ストレスからくる過剰な舐め行動や掻きむしりにも、CBDがリラックスを促すサポートとして活用されるケースがあります。

3. 皮膚バリア機能の回復をサポート

CBDは、皮脂の分泌バランスや保湿力に関与するとされており、乾燥肌や敏感肌の犬にとって皮膚バリアを整える一助となる可能性が注目されています。

※CBDは医薬品ではなく、健康維持をサポートする目的での使用が推奨されます。

自然派オーナーに選ばれている!CBD配合スキンケア&ヘルスケア製品とは?

ナチュラルケアを重視する飼い主さんの間で人気が高まっているのが、CBD配合の犬用バームや保湿スプレー、さらには経口摂取タイプのCBDオイルです。ここでは、それぞれの特徴や使い方を紹介します。

● CBD配合バーム・クリーム

  • 使い方:肉球、耳の裏、脇腹など乾燥や刺激を受けやすい部位に直接塗りこむ
  • 特徴:濃厚な保湿力があり、しっとりとした仕上がり。散歩後や冬場の乾燥時期におすすめ
  • 成分例:CBD、シアバター、ミツロウ、カレンデュラエキスなど

部分的なケアに最適。お手入れが習慣になっていない子でも、簡単に取り入れられます。

● CBD保湿スプレー(皮膚用)

  • 使い方:かゆみや乾燥が気になる箇所に、1日1〜2回スプレーして軽くなじませる。被毛の上からでもOK。お散歩後のケアにも便利。
  • 特徴:ミスト状なので塗布が簡単で、皮膚のデリケートな部位にも負担をかけずケアできる。香料・アルコール・合成保存料不使用。
  • 成分例:CBD、アロエベラエキス、ローズマリー水、ヒアルロン酸など

皮膚の乾燥対策や、バリア機能のサポートに最適。ベタつきがなく、毎日のケアに取り入れやすいのが魅力です。

● CBDオイル(経口摂取タイプ)

  • 使い方:食事に混ぜる、または直接口に数滴与える。1日1〜2回が目安。
  • 特徴:体内のエンドカンナビノイドシステム(ECS)に働きかけ、心身のバランスをサポート。100%天然成分で、安心して毎日使える。
  • 成分例:CBD(ブロードスペクトラムまたはアイソレート)、MCTオイル(ココナッツ由来)など

ストレス性の舐め癖・かきむしり・睡眠の質の低下など、内側からのケアが必要なケースに最適。心の落ち着きが、肌トラブルの軽減につながることも。

● 飼い主さんの声

「皮膚の乾燥に悩んでいましたが、CBDスプレーはミスト状で手軽に使えるので重宝しています。散歩帰りのケアが習慣になりました」(フレンチブルドッグ・4歳)

「CBDオイルを食事に混ぜるようにしてから、寝つきが良くなったのか、夜中に掻きむしる回数が減った気がします」(柴犬・7歳)

まとめ:愛犬の肌を守るのは、毎日の「ナチュラルなひと手間」

犬の皮膚はとても繊細で、外部刺激や体調の変化に敏感に反応します。そんな皮膚を守る「皮膚バリア」を健やかに保つには、毎日の小さなケアの積み重ねが何より大切です。

ナチュラル派の飼い主さんなら、化学的なアプローチではなく、自然の力でそっと寄り添うようなケアを選びたくなるのは当然のこと。

CBDをはじめとした植物由来のスキンケア製品は、穏やかで続けやすく、愛犬との時間を豊かにしてくれる選択肢です。

これからのペットケアは、「守る」だけでなく「育む」時代へ。
自然と調和したケアが、愛犬の心とからだをもっと自由に、もっと健やかに導いてくれる――そんな未来が、すぐそこにあるのです。

投稿者

  • M&N'sCBDのスタッフである商品開発米山と、カスタマーサポート上田でコラムを更新しています。商品のこと、CBDのこと、よくあるお客様の声などについて詳しくご紹介します。